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Photscan Ver1.4.1リリース

 Photoscanの最新バージョン1.4.1がリリースされました。最近はPix4D Mapper導入に伴い、そちらを使うケースが増えてましたが、過去にPhotoscanで作成したデータを見るとか、解析がダブった時はこちらも使用しています。改良項目を見ると結構な項目があるようです。どんどん良くなっています。
 私はPhotoscanから入った派なので、こちらの方が何も考えずに感覚的に操作できて便利です。「写真測量」の原理とは関係無しに画像からのモデリングという手法で出来上がる故Photoscanが便利な場合も現在もあります。
 お仕事で組むお相手がどちら派でも対応できるよう、どちらの方ともお話できるよう、場合によっては通訳できるようどちらも詳しくありたいと思います。

ドローン撮影映像の公開に関するガイドライン

 ドローンの話題続きですが、意識していないと大変な事なのでもう1つ。ドローン規制というとまず「航空法」「電波法」の方に目が行きますが、「撮影画像・映像」というプライバシー保護に関わる部分も大事です。
 平成27年9月には総務省より「ドローンによる撮影映像等のインターネット上での取扱いに係るガイドライン」が発表されており、住宅地等での撮影ではプライバシー保護への配慮が強く求められています。
 (先週も社内で「空撮画像に写り込んでる個人情報にモザイクかけたいんだけど何を使うのが便利?」というやり取りをしてました。)
 よく情報交換する同業者さんや当社パイロットも特にこの意識は高い訳ですが、一般の方からの空撮依頼でこういう地域の相談が来るケースがあります。市街地の自社ビルや建築中の建物等を撮影してお渡しする事はできますが、周辺に写りこむ近隣住宅等があればプライバシー保護への十分な配慮が必要です。
 (と「釘を刺しておきたい人」を想像して書いてます。)

 こういう事も考えると個人の方がドローンを買って趣味で飛ばすにしても飛ばせる場所ってすごく限定されてきます。まずDID地区内は国土交通省に申請し許可を得ないとNG。DID地区外の大きめの公園に行ってもよく「ドローン飛行禁止」の看板を目にします。もし飛行して良い場所で動画記録しても「個人情報」が写りこんでいたらSNS等へのアップは出来ません。公開して大丈夫なのは景色だけでしょうか。規制と緩和は程よい折り合いをつける事が必要ですね。
 ドローンを盛り上げるには出来れば規制だらけにはしたくないところ。それには操縦者がトラブルを起こさないように注意する気持ちを持つ事が大事で、「緩めたくてもこんなに事故ばっかりあっちゃ厳格化するしかない」という方向には行かないよう、導入期は特に規制に関しての「意識」を持つ事が肝要です。

ドローン位置情報把握システム

 東北総合通信局より、2月7日(水)に福島県南相馬市で行った「小型無人機(ドローン)の位置情報を電波により把握可能となる新たなシステムの実証試験」についての発表がありました。
 このシステムの特徴は、
・GPSセンサーで取得したドローンの位置や、識別ID等のデータを、毎秒1回、400MHz帯の電波で地上に送信する。
・地上では受信したデータを「ドローンマッパーシステム」で加工し、タブレットの地図上に飛行位置等を表示する。
・400MHz帯の電波を使用することで、地上受信機から半径10km範囲にいるドローンの飛行位置を、同一周波数で最大50機程度まで把握できる。
というものです。
 この話は先週からの話に繋がるのですが、こういうUAVのリアルタイム位置送信システムは2年前のPRODRONE機導入の時はNGでした。「携帯電話の通信モジュールをUAVに搭載できないか」と言ってみたのですが「電波法でNG」でした。これが2016年7月に総務省より「無人航空機における携帯電話等の利用の試験的導入」を目的とした省令改正が行われ、通信事業者に対して「実用化試験局」という形でドローンに携帯電話等を搭載するための免許が交付できる事になりました。
 携帯電話とドローン搭載の通信モジュールでは電波を飛ばす方向も違い、現状の通信ネットワークに支障が起こらないか、まだ安全性を確認する段階かもしれませんが、いずれ近いうちに一般でも使える時代が来る事でしょう。これが前回記事の「ある制約」です。
 この通信方法が一帯のドローン飛行状況を管理する管制センターと自分の両方に位置情報を送られるものか、まだ中身を見極める部分もありますが、発想次第で新たなシステム構築が可能ではないかと考えているところです。

ドローンの方向性

 昨日、一昨日の記事をまとめたいと思っているのですが、言いたい事がたくさんあって「簡潔に」とは言えないところです。今回もざっと列記しますので、皆さんで方向性を想像してみて下さい。
 当社所有の大型機は日本製で「PRODRONE社」製です。そういう関係ではPRODRONEの研究開発に関する情報は入ってきます。PRODRONEでは昨年、KDDIと新潟県長岡市の協力により、4G LTEのモバイル通信ネットワークを活用し、「3次元地図」、「ドローンポート」を用いた「スマートドローン」の完全自律飛行実験を実施しました。この実験では、離陸地点から、「自動充電可能」な「ドローンポート」を経由し、錦鯉を養殖する棚池での薬剤散布後に着陸地点に帰還するまでの総距離約6.3kmの長距離飛行に世界で初めて成功しました。
 長距離飛行のためにはバッテリー交換が必要になる訳ですが、この仕組みでは「画像認識」技術によりドローンポートの正確な位置に着陸させ「自動充電」を行い長時間飛行を可能にします。
 (別な会社では撮影用の小型ドローンを充電する「ドローンボックス」というものを作っているところもありますが、物流を考えた大型機の自動充電はボックスでは納まらない大型機になりますので、「ドローンポート」級の設備を利用します。)
 そしてもう1つのキーワードが「3次元地図」。これにより目視外飛行の安全対策となる安全な飛行高度の設定が行えます。これに関してはPC-MAPPINGでは「標高メッシュ」をベースにした飛行高度を考慮して自動飛行ルート設定をしてくれる機能が「3次元地図」で建物の高さ等も考慮したさらに高度な地図になると想像すれば良いでしょう。
 以前にPC-MAPPINGでも「ある問題さえクリアできれば」「UAV航行管理システム」も出来てしまうんではないかと思います、と書いた事がありますが・・・、この先がまた長くなるので「続く」とします。

物流用ドローンポート連絡会

 国土交通省より「第6回 物流用ドローンポート連絡会」開催の発表がありました。これはもう「ドローンを物流で活用させる」を発表してあるからには、歩みを止められない、必要な手順の1つです。
 今回の議題が「物流用ドローンポート利用ガイドライン案について」ですので、年度末の一連の発表ではこの「ガイドライン(案)」も発表されるようです。
 →JapanDrone2018では「JUIDA物流ガイドライン(案)」の最終版が発表されるそうです。

 昨日の話題と含め「目視外飛行」「長距離飛行」「自動充電」「バッテリー長寿命化」がすべて研究開発されている現状ですので、ある日劇的な変化があってもおかしくありません。当社としても来年度の戦略を考えており、次期投入予定の最新機種で重視する部分を検討しております。この動きをしばらく注視しておきましょう。

docomo skyなるもの

 NTTドコモから「ドローンプラットフォーム docomo sky」が発表されました。
 まずコンセプトは「クラウドコネクト、運航支援基盤、ビジネス支援基盤、解析支援基盤の4つの要素で構成され、企業、自治体が展開するドローンサービスをWEB上で統合管理する仕組み」だそうです。
 この話をするには「LTEネットワークを使ってドローンを制御するセルラードローン」の話からした方がよさそうです。これまでドローンを制御するには「通信距離2km」とか、直接通信できる距離という制約がありました。携帯電話をドローンに搭載できればどこでも通信できるのでは?というには、国内において携帯電話の通信機能を上空で使用することは電波法で禁じられていました。
 しかし、ドローンを利用した広域での制御や映像伝送へのニーズを受け、総務省は昨年7月に省令を改正し、携帯電話事業者による免許申請の範囲内で、携帯電話の上空利用が可能になりました。これで通信距離の問題は無くなります。
 今回のタイトルはドコモですが、KDDIでは昨年「世界初、KDDI「スマートドローン」がモバイル通信ネットワークと3次元地図を活用した完全自律飛行に成功」という発表をしています。
 この話は長くなるので、何度かに分けて触れてみましょう。これによってバッテリー問題さえ解決できれば、ドローンの活用形態が飛躍的に進化する可能性があると思います。

ドローンの飛行禁止区域

 昨日の国土交通省の発表に「米軍施設の上空等におけるヘリやドローンの飛行に関するビラ配布・ポスター掲示を行います」という記事がありました。
 「米軍施設の上空やその周辺においてヘリやドローンを飛行させることは、重大事故につながるおそれのある大変危険な行為ですので、行わないで下さい。 防衛省・警察庁・国土交通省・外務省」という内容ですが、誰が考えても「当然」です。「危険行為を一切排除する」事でドローンの安全な活用が図られる訳で、このような危険行為を行う人はドローンの健全な発展を妨害する人としか捉えられません。
 私達が業務で飛行依頼を受ける場所には「空港近隣」や「自衛隊近隣」の場合が多々あります。特にこの辺だと「仙台空港」の規制範囲が結構広く、都度空港事務所に確認をしています。そして石巻ではブルーインパルスで有名な「松島基地」があり、こちらも何度か手続きを行っての空撮を行ってます。自衛隊周辺は特に厳しく空撮できる時間帯はすごく限られています。(詳細はここでは公表しませんが。)
 当社では国土交通省への包括申請を行っておりますが、その他にも空撮エリアに関わる様々な関係機関(海上保安庁や警察署まで)に連絡をして安全な飛行を行っています。(以前に石巻市の協会での勉強会でこういう手続きの事を発表したところ「そこまでやってるんだ。」という声をいただいた事もありました。)すべては「法令順守」「安全面への配慮」のためで、公共事業に関わる建設業界に属する人は特にこの意識は高いと思います。
 また年度末でドローン規制に関わる新たな発表があるかもしれませんが、ドローン業界の発展のため特に安全には留意しましょう。

無電柱化推進計画(案)に関するパブコメ

 「無電柱化推進計画(案)」に関するパブリックコメントが発表され「ご意見募集中」となりました。防災性の向上、安全性・快適性の確保、良好な景観等の観点から論議されて来たものですが、近年、災害の激甚化・頻発化、高齢者・障害者の増加、訪日外国人を始めとする観光需要の増加等により、その必要性が増しています。
東京オリンピックがある2020年までに実現、という期限を切ったらもうギリギリでしょうか。
 そして、よく「ドローンを物流で使おうとしたら、まず無電柱化しないと」と言ってましたが、同日合わせて「無人航空機の目視外及び第三者上空等での飛行に関する検討会  第3回物流分科会」開催の発表もありました。こちらは「ドローンを使った荷物配送の実現に向けて」というサブタイトルで、やはり「物流でドローンを活用できるようにします!」という計画が立っているからには、無電柱化は連動して然るべきものと思われます。
 もうLANや電話は「WiFi」で飛ばせて線が要らない環境が構築されています。幹線になる部分だけ地中化できてしまえば、各家庭への枝線は「無線」で済む時代が来るのでしょうか。(→そうするとビジネスモデルではココが変化するかな、という方向を想像してしまいますね。)

所有者不明土地問題

 先週(2/13)に「「土地の所有者不明」問題に関わる今後の展開がありそう」と書いたばかりでしたが、早速「所有者不明の土地に関して、知事が事業者に10年間の土地利用権を与えて活用できるようにする制度」についての記事がありました。
 現在の所有者不明土地は410万ヘクタールにもなり九州の面積を上回っています。再開発や災害復興でスピーディーに事が進まないのも、この問題が大きな妨げになっていると聞きます。新しい制度では、事業者が所有者不明土地を活用したい場合、知事に事業計画を提出し審査を受け、知事が事業に公益性があると判断した場合、「地域福利増進事業」に認定され、10年間の一時利用が許可されるという事です。
 「何で知ってたんですか?」と聞かれそうですが、某社の某氏とお話した時に、「もう間近だな」という感触を得ていたから、です。そしてこれらを包括して「地籍調査の推進」が重要と思われます。「空き家」問題、「所有者不明の土地」問題は、高齢化が進む現状では対策が急務です。
 詳細はこの「特別措置法案」が正式決定してから、また触れたいと思います。

写真整理

 今日も今日とて「突然の吹雪」に見舞われました。仙台出発時は晴れ、三陸道に乗って石巻方面に向かうと松島付近で突然の吹雪になりました。この辺は石巻と仙台が晴れてても良く雪が降ったりするんです。去年の3.11に石巻に向かう時も、この辺で突然の雪に会い「あの3.11も雪が降った」と思い出した事がフラッシュバックしました。あれから7年、また「3.11」が近づいてます。
 さて、今日のお題は「写真整理」。写真整理って、いつも結構同じ手順を繰り返してます。昨日もUAV撮影した画像を納めるのに丸一日同じ作業を繰り返してました。今回は「調査」モノなので写真帳を作って納めます。皆さんならどんなツールを使ってどんなに簡単に作業してるでしょうか。
 まず1枚数ギガにもなった高密度画像そのまま貼る事はしないので「画像縮小」します。そして目的に合わせて「区分け」して「写真帳を作成」します。「画像縮小」と「写真貼り付け」は便利なツールを使ってほぼ自動で作成できますが、「区分け」は人の目で判断します。こういう規則性のある処理って本当は「AI」が得意な分野です。
 手順が決まっている流れはバッチ処理でプログラミング対応、そして区分けはAI活用、が望まれる時代です。先日の「i-Phoneついていけない芸人」みたいな番組で「画像認識機能による自動振り分け」機能も紹介されてました。今だと「現地調査システム」で「ポイントに属性を登録して写真撮影する」みたいな事までは出来ますが、これからはココがもっと便利になれるはずです。
 アイディアを形に出来る開発力がある「マプコンさん、よろしくお願いします。」