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ドローン団体

 ドローン産業に関わる方々は非常に多方面・多岐にわたります。そして日本全国規模であったり、県・市レベルであったりの「ドローン団体」が存在しています。
 弊社でも昨年度会員募集があった地元のドローン関連の団体に加入し、一年間その活動を見て来ました。会員企業の顔触れは、通信キャリア、IT企業、ハードウェアメーカー、自治体、大学、測量、空撮専門会社・ドローン販売・ドローンスクールetcと非常に多方面にわたり、どれだけ高度な研究・実践に関われるのかという期待を持って始まりました。
 これだけのパワーをどうコントロールできるかが事務局の力の見せ所ですが、良い方向に行けばスゴイ事が出来るし、方向性を間違うと何も出来ない可能性もありました。
 (失礼な言葉と捉えないで欲しいのですが)これだけ会員のレベルが離れていると、どこに合わせるのかが難しかったと思います。結果として初心者向けの講習にピントを合わせる事も止む無しですが、当社としては方向性の違いから「退会」する事にしました。(一緒に何かを行うのが楽しみなメンバーもいらしたのですが、その方達も途中から参加されなくなり、退会されるようです。)
 別なドローン関連の方達とも「一緒に研究会組みましょうか」という話をする事もあるのですが「事務局でさける人がいない」というのがいつもネックで実現せずにおります。
 今は趣向の合うドローン関連企業の方達との情報交換を行っていますが、小さい方が決断・行動が速いです。急成長の黎明期にはこの方が良いのかもしれませんね。同じような意識をお持ちの方がいらっしゃいましたらぜひご一緒しましょう。

PRODRONEさん来社

 今日も名古屋からPRODRONEの方に来社いただいてました。カスタマイズ機能の確認でお越しいただいた訳ですが、話しているうちにまた要望事項が高度化しました。
 現在2020年を目標に「自動運転」等さまざまなロボット技術が驚異的な発展の最中です。ドローンも「自動離着陸」が実現され、「衝突回避」機能の実現によりバッテリーさえ持てば、かなりの距離の自動飛行まで可能な時代になりつつあります。
 そこでまた要望を言っちゃいました。これまでも要望事項をクリアしていただく事により、機体の機能アップにも繋がってますのでメーカーとしてプラスになっているのでは、と都合よい解釈で。
 これも開発力がある会社さんなので、出来る事でディーラーにモノを言ってもなかなか聞いてもらえるものではありません。要望を出せるという事はその開発者に期待しています、という事でこれからも要望を出し続けたいと思います。

 ちなみに私が好きなTV番組は(今は終わってしまった)「夢の扉」です。夢を夢とあきらめずに、どうやって叶えようかと夢見る事が人生の楽しみ、です。

PRODRONEについて

 昨日、大型UAVの話をしたので今日はこの開発会社「PRODRONE」について。
 PRODRONEは名古屋でUAVの機体開発を行う会社で、日本国内から海外までの幅広い分野からの依頼を受けて「開発」を行っています。「PRODRONE製ドローン」を所有している会社はまだ少ないと思いますが、これはDJIのように幅広いユーザー層向けに量販する会社ではなく、あくまで「機体開発」をメインに行う「設計技術者集団」とでも言うような会社さんだからです。
 昨年からは「農業向けドローン」も世に出してますが、この販売会社は「Skymatix」さんという三菱商事と日立製作所が出資する会社で、開発(設計)された機体を製作する会社はまた別会社です。
 KDDIとは「スマートドローン」を開発し、この大きな機体をドローンポートで充電し、KDDIのモバイル通信ネットワークと「3次元地図」を活用して長距離自律飛行(6.3km)も成功させています。
 夜間撮影用ドローンではキャノンさんと提携し、キャノン製の超高感度カメラにより月明かり程度の暗闇でも鮮明な映像とカラー画像を送信してくれます。
 最近では鹿島建設さんのオーダーで、水面浮体ドローンも開発されていて、これは目的地の海上までドローンが飛行して行き水面に着水し、水中をカメラ撮影し、水面から自動で離陸して帰還するというモデルです。
 「ものづくり」日本の典型のような会社さんでしょうか。1年前に名古屋本社にお邪魔した時に副社長様とお話させていただく機会がありましたが、「素材の1つ1つまで拘る」方でした。
 これからは「産業用ドローン」が活躍する時代に突入すると言われておりますが、こうした「日本製」に拘ったカスタムメイドモデルももっと出て来る事でしょう。
 ちなみに当社のWinserもある要望をお願いしていて「日本に1機しかないモデル」に仕上がってます。「自動衝突回避」機能と安全のために「もう1つ」。他社にないオリジナルモデルです。

大型機Winserへの衝突回避機能搭載

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 昨日は名古屋よりPRODRONE、アイサンテクノロジーの方に来社いただき当社の大型機(UAV)「Winser」の飛行テストを行って来ました。
 これはWinserのカスタマイズ機能として「衝突回避機能」を搭載してもらっての操作確認です。当社では昨年より「構造物点検」に関わる写真撮影を行っております。この中の「ある用途」の要望に応えるためにはINSPIRE2のカメラでは性能的に限界があり、やはりWinserに搭載している「α7R」級のレンズ解像度が求められます。
 たぶんこの分野を突き詰めていくと「1億画素」級のカメラ搭載が求められる事も想像されるのですが、これをもう実現しているのが「PRODRONE+キャノンMJ」さんで、やはり大型機のスペックが必要です。(そして「衝突回避機能」も)
 大型機で「衝突回避機能」を有しているモノってまだ少ないですよね?理屈は自動車の「自動衝突回避」と同じです。安全のためにはあって然るべきと思われ、今後輸送分野での活用が見込まれるドローン業界も、衝突・墜落のリスクがあればもっとココにスポットライトが当たってもよいと思われます。
 離発着スペース等の現地状況に合わせ、「INSPIRE2」を用いる場面も多いと思いますが、「高解像度」と「衝突回避」を実現すべくいろいろな事を考えています。
 各種点検用写真撮影のご相談もお待ちしております。

※画像は「壁面に対して指定の距離より近付かないかの確認飛行」と「カメラ上方にあるのが衝突回避ユニット」のご紹介です。

Phantom4 PRO V2.0発表

 DJIから新製品として「Phantom4 PRO V2.0」が発表されました。「Phantom5」として出るものと思われていたところで、この時期に敢えて現行製品のVer2として出るのはなぜでしょう?
 そうすると今度は「6月に何か出るのか?」「INSPIRE-3もあり?」みたいな憶測が飛び交いそうです。
 DJIの実績はもう証明済みですが、ここに来て国産モデルの情報もいろいろと出ています。これからは選択肢が広がりそうです。

草木の生命力

 先週は某業務で「草が一気に伸びる連休前に」という指定で、UAVと3Dレーザ計測を行って来ました。
 朝は、「連休前の今やれてよかったですね。」なんて話をしていたのが、前日の雨を受けて急に天候が良くなった某日、日中のうちに草がグングン伸びて夕方には「朝ってこんなに草が伸びてなかったですよね。」位に緑が増えて行きました。
 翌日の作業でも「やっぱり最初はこんなに無かったよね。」の作業になりましたが「連休後だったらもっと緑で埋めつくされていたと思うので、昨日今日で出来てよかった。」でした。
 本当に自然の草木の生命力には驚かせられる、そんな現場でした。
 この4月後半は「積雪が無くなり、草木が伸びる前」で3D計測には一番イイ季節です。新年度業務で契約してからの手続き、ではこのベストなタイミングを逸してしまうのが常ですので、出来れば前年度発注で4月2~3週目で計測できると大変良いのですが・・と一言。

国際ドローン展

 先週は「国際ドローン展」が開催されました。出展会社数は3月に開催された「JAPAN DRONE」の方が多く、正直(出展申し込み会社の伸びも良くなかったのもあって)多くの期待はしていなかったのですが、面白そうな発表がありました。
 国産ドローンとして期待されている「ACSL(自律制御システム研究所)」の「二重反転12ローターの流量観測用」や「ビジュアルSLAM搭載の小型ドローン」など発想が面白いですね。
 そして同じように開発力があるエンルートでは「NEC製のインテリジェントバッテリーを採用」しています。大型ドローンの準備作業でスマートで無いと感じるのが、剥き出しのバッテリーをセットしてコネクタを接続する手順。当社の大型機もこうなので導入時から「PHANTOMみたいにスマートな形でセットできるように改良できませんか」とPRODRONEさんには言ってました。エンルートさんが先にやってくれましたね。
 あとは「西武建設・芝浦工業大学」共同ブースの「吹付ドローン」これもベースはエンルート製ですね。車の自動運転で利用されているLiDAR技術を採用し、機体と吹き付け面との距離を一定に保つ技術を使用しているそうですが、画像認識とLiDARではコスト面ではLiDARがかかってしまいそうですが、精度はいかがでしょう。
 四門さんの「カイトプレーンドローン」ももう次世代的な形です。元ホンダ社員が作ったハイブリッドドローンもあり、「DJI以外」の皆さんも頑張って開発されていてこれからにさらに期待できそうです。

Pix4D Mapper 社内講習会

 今日は出勤の土曜日。年度末の繁忙期を終えた今しか「勉強会」の時間が取れにくいので、今日はドローンパイロットを対象に「Pix4D Mapper」社内講習会を行いました。
 これは解析していて思うのですが、パイロットが解析の特性も理解して「ソフトウェアに合わせた飛行方法で」撮影すると全然違って来るはずです。
 昨年度に実施した業務を「こういう時はこういう撮り方すればより良かったね。」という言葉が出たので、今日の目的は達成できました。
 今年度はまた、より高度な要求に応えなくちゃ行けない事案が待っています。

ドローンスクール

 今日、飛び込み営業の方がいらっしゃって「ドローンスクール開校のご案内です。」という話でした。宮城県内には現在ドローンスクールはもう既に10校以上あるんじゃないでしょうか。そして建設関連の会社では半数以上(=実稼働しそうなランクの会社はほとんど)が導入済みと思われます。
 「今からオープンするんだ・・。」が正直な感想です。現在オープンしているスクールでも毎回開催できているかというと「最少人数に達しないため今回は中止」のような案内も見てますので、ここは需要と供給のバランスは供給過多のような・・・。

 その後、以前にお付き合いがあった調査会社さんから「今年からドローンも始めました。」という電話。これは某社でやられていた方を引っ張っての事のようですが、さて新規参入する余地はどこまであるか。(建設会社ではもう自前で導入しパイロット教育を行っていて、需要の多い大手会社はもうどこかとタイアップしていますね。)同業者でも3年前位に導入した会社さんは、半分は眠ってそうな感じで、当社はまだ動いている部類だと思います。
 昨年からは空撮業者は増え、よく空撮会社さんで掲載しているような「機械損料」はもうもらえない状況です。(「安く飛ばせます」と言って営業しているようで、内容関係無しに金額だけで比較される事もあり、辛い状況になって来ています。)
 そして今回発表された「標準歩掛」で積算すると、「ちょっとした範囲の撮影」だと機械経費はほとんど見られないのでは?という感じ。ここは各自積算してみて下さい。
 今後心配なのは過当競争による品質劣化と粗悪な業者が混じって来る事。数年前から先行投資的に始めて早くに技術を養っている会社さんは間違いありませんが、「ドローン」という言葉に惹かれて何となく始める人にとっては、実際には機体も毎年追加しなくちゃいけない勢いだし、ソフトは保守もかかるし、と投資の部分も大きく、「そんなに「宝の山」ではありません」とだけ。

UAV搭載型レーザスキャナを用いたマニュアル(案)の手引き

 「UAV搭載型レーザスキャナを用いた公共測量マニュアル(案)(平成30年3月)の手引き」を読むだけでいろいろな主旨が理解できます。ここでも何度か書いてますが「測量業者以外のドローンをビジネスとしたい方」が簡単に「ドローン測量」という言葉をHP等に掲載していますが、測量には「現地に適した方法」を選択する測量の知識が必要であり、何でも「ドローンありき」ではありません。ここでちょっと手引きから抜粋したいと思います。
 ○公共測量を行う測量作業期間(受託者、作業者)は、測量法に基づく測量業登録が必要です。
 ○測量作業を行う技術者は、測量士または測量士補であることが必要です。
 ○公共測量では、測量業者が請け負った測量を一括して他人または他の測量業者に請け負わせることが原則禁じられています。
 測量業者なら常識なのですが、業界以外の方はここに罰則規定まである事を存じ上げていないかもしれません。
 そして肝心なのは(また手引きに戻りますが)
・測量手法を決める場合、作業地域の地形、植生、植生面積、最終成果の形式とその精度、DID地区か否か、経費などを考慮しながら 検討し、必要な精度を満たしつつも現実的、効率的かつ経済な方法を選ぶことが、必要となります。
・作業範囲が広範囲であれば、UAVを用いるよりも別の作業方法が適して場合もあります。都市部(DID)や交通施設の近くなどUAVの飛行が容易でない場所もあります。
・空中写真測量では、樹木等の下の地表面などの写真に写っていない部分の測量は物理的に不可能ですが、レーザが植生を通過することにより植生下の測量が可能ですが、万能ではありません。植生が密になればなるほど地表に届くレーザ点が少なくなることに留意する必要があります。
・UAVを用いた測量は、作業地域の状況により、向き・不向きがありますので「UAV又はレーザスキャナの利用ありきで作業を計画すること推奨しません。
 測量業者は状況に応じて「UAV」「レーザスキャナ」「TS」「航空機測量」等の手法を組み合わせて作業方法を決定し、データを点検する技術を持っています。一番大事なのはこの点検が出来て、必要とする精度を保てているかの「精度管理」が出来て、後続作業で必要となる「3次元データ作成」が出来る。そして「現地に即したデータに調整する技術を持っている」事が大事です。
 知らない方はGNSSで取得した座標に疑問を持たずどれだけ誤差を持っているかも知らないでしょう。そして現地の基準点が持つ許容誤差の事も。この調整が行われないと「絶対合いません」と言ってよいでしょう。
 このために測量業者は勉強し、最新機器を導入してもその不具合を探すところから初めて点検手法も生み出します。例えばの話ですが、「GS-PROで飛行計画を立てて空撮を行い、この写真をクラウドにアップすれば解析して3次元データを作ってくれます。」みたいなセールストークでは何か大きな間違いを起こすかも、です。
 どんなに高精度な計測機器が出来ても「検証」する技術がないといつか間違いが起こり得ます。そういう意味では「測量」は必ず必要とされる技術です。

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